別れが私の心に芽生えた日から、
私はずっと後悔を繰り返してきた。
決断できずに、立ち止まったままの私に
「どうして別れないの?」
もうひとりの私が問いかける。
それに答えることも、一歩踏み出すこともできず、
私は毎日、後悔の日々を送っていた。
キミが僕に別れを告げた日から、
僕はきっとキミが後悔するとわかっていた。
だって、キミは知っているはずさ。
僕ばどれほどキミを愛しているかを。
そしてキミが、僕への変わらぬ愛を誓ったことも。
だから、僕は思うんだ。
キミは今ごろ、後悔の日々を送っているだろうと。
こんなに世界が輝きに満ちていたなんて、
あの頃の私は気づかなかった。
こんなに楽しく、満ち足りた日が来るなんて、
あの頃の私には想像できなかった。
たったひとこと「さよなら」と告げただけで、
私は自由を手に入れた。
ねぇ、こんなに素晴らしいことってある?
キミが去った部屋は暗い静寂に支配されて、
僕の心を闇に染めていく。
寂しさと、むなしさと、悲しみが部屋を満たして、
僕の心は固く固く閉ざされたまま。
キミに告げたれた「さよなら」が信じられなくて、
僕はあの日に立ち止まったまま。
ねぇ、どうしてキミは変わってしまったの?
もう後ろは振り返らない。
私は、明日に向かってまっすぐに歩きだす。
いつかキミは戻ってくる。
僕は、想い出と戯れながら、その日を待っていよう。
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