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映画『花子の日記』を観てきた

先日、「インタメ!?」にご登場いただいた松本卓也監督の
『花子の日記』をオーディトリウム渋谷へ観に行って来ました。

初めて行く映画館でしたが、
よくよく地図を見れば、ユーロスペースと同じビル。
方向音痴さんな私でも迷わずたどり着けました。
朝一の上映回(10:3.0~)へオジャマしたからか、
映画館へと向かう道すがら、朝帰りな感じのカップルとすれ違う(笑)。
ま、お盛ん( ̄ー ̄)ニヤリ
などと思いながら、「セイシをかけた戦い」を鑑賞しに行く。
うーん、シュールだ。

おっと、前置きが長くなりました。すみません。
肝心な映画について書かないとね。

きっぱり言いましょう!
おもしろかったです。ええ、ホントに。
「インタメ!?」に出ていただいたから、とかそういうの抜きで。

このところ、邦画は難病とか、恋人死んじゃうとか、
やたらドラマチックに盛り上げようとして陳腐に成り下がっていますが、
『花子の日記』はそういったイマドキの邦画とは違いました。

コメディだとタカをくくって観に行くと、たぶん、ヤラれます(笑)。
なにせ、社会派ホームドラマですから。
「セイシをかけた戦い」って、かなり社会派なテーマなんです。
いや、字面がなんかコメディっぽいのは否定しませんが。
その社会派なテーマをちゃんとエンターテインメントに落としているのが
なかなかスゴイと思うわけです。
しかも、根底に流れてるのは、ちょっと懐かしい香りのする親子愛。
不器用すぎるオヤジと、素直じゃない娘。
この昔ながらのホームドラマの典型みたいな設定&展開が
なんというか、私のツボを押しまくりでした。
特に、父親役の永島敏行さんが、いい。かなり、いい。
真っ直ぐすぎて、不器用すぎて、もう、かわいくてしょうがない!(笑)
こんなオヤジ、私はほしいです。

笑ったり、呆れたり、ハラハラしたり、ホロリとしたり。
「感動させてやろう」というムリヤリ感なく、
いろんな感情が自然にこぼれてくる映画でした。
うん、いいモン観ました(^^)