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指定席
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彼女は基本、オトコに冷たい。
どんなに軽くあしらっても、むげに突き放しても
オトコたちが自分を嫌いにならないと知っているから。
自信過剰で傲慢。
それが、周りからの彼女の評価だ。
彼女は基本、恋が長続きしない。
今日もまたあっさりと、恋人に別れを告げた。
とびきり冷たい極上の笑顔を浮かべて。
そしてきっと明日には、別のオトコが隣りにいるのだ。
どんなオトコでもたやすく惹きつけてしまう彼女は、
簡単に付き合っては別れ、次から次へと恋をする。
飽きっぽい子どものように、気まぐれな猫のように。
ひとつの恋では満足できず、すぐに新しい恋をほしがる。
そんな彼女を、僕はすぐ近くで見てきた。
“友だち”というポジションから、
いつだって、まるで無関心という顔をして。
どれほど恋人が入れ替わっても、
僕にその順番が回ってくることはない。
けれど、それでいい。
次の季節を待たずに入れ替わるそのポジションに
甘んじるつもりなど、僕にはない。
永遠の指定席を手に入れるから、
ねぇ、覚悟をしていて。
朗読/蒔苗勇亮
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