お待たせしました。インタメ第2回です。
今回のゲストは、WEBディレクターの伊藤洋平さん。
謎多き人物(笑)の実態にグイグイっと迫ります。
――公開しないで、と言われても困るので、ここでちょっと真面目な話に戻そうかな。
「そうしましょう。僕も暴走しすぎました(苦笑)」
――出身は福岡でしたよね。東京へ上京したのは?
「ドキュメンタリー監督になりたくて」
――えぇぇぇ、初耳!
「実は、そうなんですよ。福岡でも仕事じゃないけど、カメラ持ってインタビューとかしてたし」
――そうなんだ。どういうものを取材してたんです?
「福岡で撮ってたのは、街を作っている人たちのインタビュー。建築家の人とか、ショップの店員さんとか」
――物理的に作っている人から、街の雰囲気というか、空気を作っている人までかぁ。面白そう。
「実際、すごく面白いです。かなりぶっちゃけインタビューになってたし、お酒飲みながらとかね」
――で、それはどうなったの?
「寝たまんまです(苦笑)。何百本も取材テープはあるけど、7年も眠ったまま」
――うわー、もったいない!
「僕もそう思います(笑)。でも借金抱えてたし、このままだと結婚もできないしってことで、とりあえず、仕事しなくちゃって」
――あぁ、そういう流れなんだ。じゃあ、一旦は封印したけど、いつかはやろうって思いもあるのかな?
「いつかは公開するぞ、という気持ちは持ち続けているんですけど、なかなか(苦笑)。でもあの時の、街と人っていうテーマが、少しだけどfacebookの“暦-koyomi-”に受け継がれているかなぁと」
――なるほど。
「街と人が文化になるって思うんで、結局、文化を紹介するっていう作業は、街と人に集約されていくんですよね」
――おぉ、さっきまで“ガス抜き必要論”を語っていた人とは別人のようだ(笑)。
「いや、そこに話を戻さないでください(苦笑)」
――えーと、では今後についても聞いちゃおうかな。
「リスクってことを考えると、そろそろ独立してみようかなとも考えてるんです」
――え、リスク分散しなくていいの?
「いや、40歳になってから独立したら、失敗しても取り返せないし、今ならまだコケてもやり直しが効くかなと思って」
――そういう意味でのリスク回避かぁ。いろいろ勉強になるなぁ。
「臆病なんで、まず失敗することから先に考えるんですよ。そうなると、今のうちに一度、独立しておくのもありかなって」
――臆病ねぇ~、ガス抜き必要論者なのに(笑)。
「だからそこはっ! あのー、いっそのこと、今回のインタビューは全部、妄想だってことになりませんか?」
――なにそれ(爆笑)
「いや、僕が尊敬する関根勤さん的な妄想劇場だってってことで。ほんとにもう、そういうことにしてください(懇願)」
――じゃあ、テロップ入れとくから。ドラマみたいに(笑)。本日はありがとうございました。
「こちらこそ。ちょっとしゃべりすぎました(反省)」
完
※このインタビューは妄想に基づくフィクションです。登場する事柄、名称などはすべて架空のものです。(なーんてね!)
伊藤洋平(いとう・ようへい)
WEBディレクター。Webサイト受諾制作を中心に、九州をテーマにしたお取り寄せサイトの運営やiphoneアプリのプロモーションを手掛ける。facebookでも「暦-koyomi-」を展開。ファン数11,000人を擁し、親日国の多い東南アジアを中心に、日本の文化・伝統関連の情報を発信している。ここだけの話、将来的には食えない写真家になろうと妻に内緒で計画している。
●暦-koyomi- http://www.facebook.com/koyomi.jp
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